当社の設立母体は、第一次世界大戦の影響で不況に陥った蚕糸業を救済するべく經世濟民を掲げ、横浜生糸検査所の附属倉庫として設立した帝国蚕糸倉庫株式会社です。以来大正・昭和・平成の100年近くにわたりみなと町・横浜の港湾倉庫として歩んでまいりました。
当初は生糸に特化し、わが国の主要な輸出品であった生糸貿易の水際を支え、昭和40年代からは生糸保管で培ったノウハウを活用し輸入食品や輸入飲料などの温度や湿度の管理を必要とする品物を多くお預かりさせて頂いております。しかし、扱う商品が変わろうとも「顧客満足主義経営」という企業姿勢は変わりません。
倉庫部門では、定温定湿管理設備による確かな保管力や情報のオンライン化による業務の効率化、国際標準規格のISO9001認証を取得した高度な品質管理体制を整えています。不動産部門においては、横浜スタジアム至近の帝蚕関内ビルの所有による経営基盤の強化など常にお客様の信頼にお応えし、ご要望を半歩先で実現できる企業を目指してきました。
さらに現在でも、東京営業所の大幅な増床や、新倉庫管理システム(WMS)を導入するなど、これから100年、110年と経てもなお、高い信頼を頂ける企業となるべく地道な努力を続けております。
何卒今後とも宜しくお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。代表取締役社長 林 信行